基本的に短毛種はブラッシングだけで十分でしょう。特に手入れが必要なのはアンゴラ種、ライオン種、アメファジ、ジャージーウーリーなどです。基本的にブラッシング、カット、シャンプーを行います。
まず、ブラッシングは先端にゴム加工を施したワイヤーブラシが使いやすいです。顔面部分に注意し、軽く通すようにブラッシングしましょう。他、ゴム性やプラ性のブラシもありますが、安全面では良いもののワイヤーに比べて効率が悪いと思われます。
カットは、アンゴラ種のように毛が伸びてしまう種類の場合や、夏場暑い時期の長毛種の場合に行います。トリミング用の道具を使用した方が仕上がりが良いです。当然のことながら、はさみを使用する際はウサギの動きに十分注意し、はさみの動きは最小限にとどめます。
シャンプーは、必ずウサギ専用のものを使用しましょう。冬場はよほど汚れない限り必要ないですが、夏場はした方が良いです。まず、洗面器のような底の浅い物に人肌程度のお湯を用意しておき、ウサギを腰くらいまでつからせ、首から下を湿らせます。なお、耳に水が入らないように注意しましょう。濡らしたらシャンプーをまんべんなくなじませます。適度になじませたら、洗面器のお湯を継ぎ足しながらよーーーく洗い流します。ウサギの毛はシャンプーをよく吸うので念入りに流します。流し終えたらタオルでよく拭き、ドライヤー、もしくは扇風機などでブラッシングしながらよーーーく乾かします。耳の中もチェックし、湿っていたら綿棒で拭いておきましょう。

GROOMING

BY 一ノ瀬 雄史