ウサギは元来、2種類の便をします。
ひとつは、普段からしている直径5〜8mmほどのコロコロしたもの。通常乾燥していますが、生野菜を多めに与えているところでは、若干湿った感じになっています。
もうひとつは、盲腸便または夜便といわれる、直径5mmほどの軟便がブドウの房状になっているもの。ウサギは盲腸で分解したビタミンなどを一旦体外に出し、再摂取します。それが盲腸便です。通常、夜中に肛門から直接摂取しているため見る機会は少ないですが、時々スノコなどに付着している場合があり、これを下痢と勘違いする場合があるので注意しましょう。盲腸便はべっとりと付着して粘土みたいになっていますが、下痢だとペースト状〜水様で食欲もなくなってきます。

ウサギの便

BY 一ノ瀬 雄史