ケージ内に入れるものと、水の量
仔ガメのうちは頻繁な水換えが必要なので、ケージ内もなるべくシンプルにして、掃除がやりやすいようにします。底砂は敷かない方がよく、カメがのって日光浴ができるような大きめの石を1個だけ入れておきます。

石の種類は鉄平石や熱帯魚店で売っている木化石などがよいと思います。石の1部は完全に水上に出ているようにし、その部分にスポットライトをあてて乾いた部分を作ります。

ケージ内の水量についてはいろいろ意見が分かれるところですが、私は仔ガメのうちは亀の甲羅がほぼ浸かるくらい(底に足が着いている状態で首を伸ばせば呼吸ができる程度)でよいと思います。かなり少ない水量ですが、その代わり頻繁に水を換えて下さい。

また別の意見として、甲羅の横幅よりも少しだけ深い水量がいいという話もあります。この利点は、もしもカメがひっくり返ってしまっても水中で容易に体を元通りに立て直すことができるので、溺れる恐れがないと言うことです。

レイアウト例
モデルは甲長7pのニホンイシガメ
水槽:45×40×40
陸場用レンガ2個
スポットライト:レフ電球30W
蛍光灯:レプティサン
フィルター:EHEIM
保温:エアコンにて部屋ごと調整
陸場は完全に体が水上に出られる
スペースを確保
砂利は敷いていない
飼育ケージ(容器)
仔ガメの場合は、あまり極端に広いケージは必要なく、間口30−45cm、奥行き20cmくらいのプラスチック製の水槽あるいは小型の工具箱や衣装ケースなどが良いと思います。水槽の高さは、カメがよじ登って逃げ出せない最低限の高さ(大きさにもよりますが20cm位)で十分で、あまり深いと夏場は空気の流通が悪く蒸れてしまいます。

スーパやペットショップなどで、小型のプラスチック水槽その他を組み合わせた「亀の飼育セット」などが売られていますが、あまりにも小さすぎたり、カメの生理を十分に考えていないものが多いのであまりおすすめいたしません。

ガラスの水槽も悪くはないと思いますが、仔ガメのうちは頻繁な水換えが必要となるので、毎日の水換え時に破損する恐れがあります。

小型プラケース

昆虫ケースとして販売されていることも多いです。

衣装ケース

安価、軽量、サイズが豊富で便利です。側面にバルブを加工して取り付け、排水をしやすくしています。

ガラス水槽

ランチュウケースと呼ばれている高さの低いものです。

ケージについて