仔ガメの病気

水の汚れと温度管理、食餌に対して気を配っていれば、ミドリガメやクサガメは元気に育ってくれるでしょう。とにかく小さなカメは、食餌をとらなくなったらかなり重症だと心得ていて下さい。1日でも食欲がないときは、飼育環境を見渡して、何か不都合な点がないか、よく考えて改善してあげて下さい。

仔ガメに多い病気としては、

  1. 甲羅が異常に軟らかい。(くる病や代謝性の骨疾患です)
  2. 眼が開かない。(ビタミンA不足や眼球の細菌感染などです)
  3. 皮膚や甲羅に白く綿のような物がつく。(正常な脱皮のこともありますが、皮膚表面の細菌や真菌(カビ)による感染症かもしれません)
  4. 身体が異常に膨らむ(特に四肢の付け根)。(体内に異常なガスが発生している症状で、危険なものです)
  5. 甲羅の継ぎ目から出血する。(甲羅の感染症や敗血症の恐れがあります)

*注意点
  目が腫れているからと言って、むやみにビタミンAを投与するのは危険です。症状の悪化を   招く恐れがあります。いずれの場合においても早めに動物病院にご相談下さい。